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権利確定日・権利付き最終日・権利落ち日の基礎知識

配当金を受け取るには、決められた日に株主として登録されている必要があります。日付の名前が似ていて混同しやすいので、カレンダーの例で整理します。

公開日: 2026年10月18日 / 読了の目安: 約5分

1配当・インカム

配当を受け取るための3つの日付

配当金を受け取る権利は、「権利確定日」に株主名簿に載っている株主に与えられます。株主名簿への登録には時間がかかるため、権利確定日よりも前に株を買っておく必要があります。そこで、次の3つの日付を区別して考えます。

用語意味
権利確定日この日に株主名簿に載っている株主が、配当や優待を受け取れる(決算期末日であることが多い)
権利付き最終日この日までに株を買えば、権利が得られる最後の日
権利落ち日権利付き最終日の翌営業日。この日以降に買っても、その期の権利は得られない
2配当・インカム

カレンダーで確認する:3月決算の例

現在の株式の受け渡しは、売買が成立した日(約定日)から数えて2営業日目に行われます。そのため、権利付き最終日は、権利確定日の2営業日前になります。

たとえば、権利確定日が2026年3月31日(火)の銘柄なら、次のようになります。

  • 権利確定日:3月31日(火)
  • 権利付き最終日:3月27日(金)(営業日で2日前)
  • 権利落ち日:3月30日(月)

3月27日の取引時間内に買い付けが成立していれば、権利が得られます。3月30日以降に買った場合は、その期の配当は受け取れません。受け渡しのルールは変更されることがあるため、実際の日付は、各企業の発表や証券会社の案内で確認してください。

3配当・インカム

配当金が入金されるまでの流れ

権利確定日の時点で株主だったとしても、配当金がすぐに入金されるわけではありません。3月決算の企業の場合の、一般的な流れは次のとおりです。

  • 3月31日:期末の権利確定日
  • 5月ごろ:決算発表、配当金額の決定
  • 6月ごろ:株主総会で配当を承認
  • 6月下旬ごろ:配当金の支払い(口座への入金)

中間配当がある企業では、中間期末(9月末など)を権利確定日として、12月ごろに支払われることが多いです。企業によって時期が異なるため、支払日は、企業が送付する配当金計算書や、証券会社の画面で確認できます。

4配当・インカム

権利落ち日に株価が下がる?

権利落ち日には、配当の権利が株価から外れるため、理論上は配当金の分だけ株価が下がりやすいといわれます。たとえば、1株あたり50円の配当が見込まれる銘柄なら、権利落ち日に株価が50円程度下がる、という考え方です。

ただし、実際の株価は市場全体の動きや企業の業績などの影響を受けるため、必ず下がるとは限りませんし、下がった分がすぐに戻るとも限りません。あくまで理論上の目安として知っておくとよいでしょう。

5配当・インカム

「配当取り」の短期売買に注意

権利付き最終日に買い、権利落ち日に売って、配当だけを受け取る「配当取り」という手法があります。しかし、次のような点には注意が必要です。

  • 権利落ち日に株価が下がると、配当より損失が大きくなる場合がある
  • 売買の手数料や、配当・売却益にかかる税金で、手元に残る金額が減る
  • 配当金は実際の入金が数か月先なので、その間の株価変動のリスクも負う

配当を目的にするなら、短期の売買よりも、長く保有する前提で考えるほうが、コストの面でも分かりやすいといえます。

6配当・インカム

株主優待も同じ日付で決まる

株主優待も、配当金と同じように、権利確定日に株主名簿に載っているかどうかで受け取れるかが決まります。優待の内容や、必要な保有株数・保有期間(継続保有の条件がある場合もあります)は、企業ごとに異なります。

気になる銘柄がある場合は、企業の公式サイトの株主優待のページで、権利確定日や条件を確認しておきましょう。日付を忘れないよう、カレンダーやアプリの通知を活用するのもよい方法です。

7配当・インカム

日付を管理するためのチェックリスト

配当金や優待を取りこぼさないために、次のような確認の習慣をつけておくと安心です。

  • 保有している銘柄の、決算月と権利確定日を一覧にしておく
  • 権利付き最終日を、カレンダーやアプリの通知に登録しておく
  • 配当金の支払予定日を、企業の発表で確認し、記録しておく
  • 入金があったら、金額を記録して、予定との差を確認する
  • 受け取り方法(株式数比例配分方式など)が、意図した設定になっているかを確かめる
8配当・インカム

よくある質問

Q. 権利付き最終日に買って、権利落ち日に売っても、配当は受け取れますか?
A. 受け取れます。権利付き最終日の取引終了時点で株を保有していれば、配当を受け取る権利があります。ただし、権利落ち日には株価が下がることがあるため、売却益の面では注意が必要です。

Q. 権利確定日の当日に買っても、配当は受け取れますか?
A. 受け取れません。株式の受け渡しには日数がかかるため、権利確定日の当日に買っても、その期の権利には間に合いません。権利付き最終日までに買い付ける必要があります。

Q. 配当金の金額は、いつ分かりますか?
A. 多くの企業は、期初に配当の予想を公表し、決算発表(3月決算なら5月ごろ)で、確定した金額を発表します。株主総会で承認されて、正式に確定します。

Q. 配当金は、権利確定日の直後に入金されますか?
A. 直後ではありません。3月決算の企業なら、6月下旬ごろに支払われるのが一般的で、権利確定から入金までに、数か月かかります。

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まとめ

  • 配当を受け取るには、権利付き最終日までに株を買っておく必要がある。
  • 権利付き最終日は、権利確定日の2営業日前(現在の受け渡しルールの場合)。
  • 権利落ち日には、配当の分だけ株価が下がりやすいが、保証はない。
  • 入金は、権利確定日の数か月後になる。
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この内容を、Asefoでどう活かせるか

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配当金が入金されたら、金額を記録しておくと、年間の配当合計や月ごとの受取額を後から振り返れます。

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この記事について

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の売買や税務上の判断を 勧めるものではありません。税制や各種制度は改正される場合があります。個別の判断が必要な場合は、 国税庁・金融庁・各証券会社の公式情報をご確認いただくか、税理士などの専門家にご相談ください (記載内容は2026年10月時点の一般的な内容です)。